2017/07/09

アナトミートレインを利用した即効性のある筋膜リリースの方法

 

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松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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最近ではよく聞くようになった「筋膜リリース」。

よく耳にするけど、実際どういったものなの?どうやって応用したらいいの?

こんな疑問ありませんか?

このブログでも何回か取り上げましたが、リハビリ業界でも有名になったアナトミートレインを使用した筋膜リリースの方法をご紹介します。

アナトミートレインとは?

筋膜は全身をボディースーツのように包んでいます。
筋を単一のものとして捉えるのではなく、筋膜を通して全て複合的に繋がっているというように言われており、これにより複合的かつ包括的に身体を捉えることができます。

全て繋がっているとは言ってもそれだけではどのように応用していいか難しいものがあります。

そこで役に立つのが「アナトミートレイン」という概念です。

主要なライン、10本に分けられ、ダイナミックな動きを可能としたり、逆に安定性に深く関与したりと機能は様々です。

このラインにのって筋肉で生じた運動をライン上全体に波及してくれることで効率良い運動が可能です。

アナトミートレインを各駅をもった線路のようなものだと思ってください。

*アナトミートレインについては過去の記事をご参照ください。

アナトミートレインを利用したリリース

実際に筋膜のつながりを利用したリリースについて考えていきましょう。

例えば、五十肩などの肩関節障害の方で腕を挙げると痛い。といった症状があるとします。

腕のラインで考えると、スーパーフィシャルフロントアームライン(SFAL)、スーパフィシャルバックアームライン(SBAL)、ディープフロントアームライン(DFAL)、ディープバックアームライン(DBAL)の主に4本が関与します。

痛みの原因としては、主動作筋と拮抗筋のアンバランス、回旋筋腱板とアウターマッスルとのアンバランス、筋の短縮、過緊張、オーバーユース、弱化、肩甲上腕リズム、臼蓋骨頭リズムの破綻などなど。

挙げるとまだ考えられるとは思いますが、今回は筋膜の視点から評価してみます。

DFALによって痛みが引き起こされていると考えた場合、胸部前面から母指まで走行しているラインなので、肩の挙上の際に母指を屈曲位で挙上してもらいます。

母指を屈曲することでDFALのライン上が緩みますので、このとき、痛みが軽減あるいは消失するならば、DFALが原因で痛みが生じている可能性があると仮説が立ちます。

さらに、触診でライン上の筋の中でもとくに制限している箇所を探します。

ライン上の中でも繊維が密集して硬くなってしまっている箇所に他のライン上の筋膜が引かれて、結果的にねじれを作ってしまうのでこのねじれを作っている箇所に対してアプローチする必要があります。

評価する方法としては、ライン上の筋を一つ一つ一時的に筋膜リリースしたり、揉みほぐしたりした後で肩の挙上をしてもらい変化をみます。
変化が大きい部位が痛みの原因である可能性が高いことが考えられます。

または、一箇所自分の主観で固まってそうな部位を触診し、筋膜がどの方向に制限されているか上下左右に伸張してみます。
制限されている方向にそって元を辿っていけば、そのライン上の最も制限されている部位にたどり着けます。

*筋膜については過去の記事をご参照ください。

まとめ

①.ライン上が緩むようにポジショニングする

②.その状態で変化を効果判定。変化があれば③へ進む。変化がなければ他のラインの可能性を探る

③.ライン上の筋を触診。ライン上の最も制限している箇所を同定

④.その部位をリリース

⑤.再度、効果判定

このような手順で進めてみてください。

おわりに

僕自身もアナトミートレインの各ラインの特徴をふまえた上で影響を与えているラインに目星をつけて、今回ご紹介した方法で評価・アプローチしています。

もちろん、ラインだけではなく、局所もしっかりと評価することが前提ですが、局所と全体の評価をするのに非常に使いやすい概念なのでとても重宝しています。

ぜひお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

*以下の記事も合わせてお読みください。

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