2017/03/23

膝の痛みならこの3つの運動で解決

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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歩くと痛い、曲げると痛いといった膝の痛みで悩んでいませんか?

関節がすり減っているからと湿布などで対応している方も少なくないと思います。

一時的には痛みがやわらいでも結局また痛みが出てくる場合が多いです。

膝が痛いのにも原因がありますので、体の使い方を変えて根本から膝の痛みを解消していく方法をご紹介します。

膝が痛くなる理由

そもそもどうして膝が痛くなるか理由を考えてみましょう。

シンプルに考えてみると、膝に過剰に負担がかかっているからです。

ですが、膝にストレスがかかる原因が必ずあります。

湿布などで患部を冷やしたり、お風呂で温めたりしても膝にかかる負担を取り除けるわけではないので、再び痛みが出現してしまうのです。

 

じゃあ、なにが原因で膝が痛くなるのか。

「姿勢の悪さ」が大きく関係しています。

 

高齢となってくると、背中が曲がって猫背となり、背骨の関節は固まり、それに伴い腰も曲がって骨盤は後ろに傾きます。

骨盤が後ろへ傾くと、そのままだと後ろへ倒れてしまうので膝を曲げてバランスをとります。

 

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引用:写真AC

 

このような姿勢になった結果、歩くたび、動くたびに膝へ荷重が集中して痛みを引き起こしてしまうのです。

慢性的にこの姿勢で生活を続けると、膝の骨が変形していわゆる、「変形性膝関節症」といった骨の変形を伴う障害を患ってしまう場合もあります。

 

良い姿勢ってどんな姿勢?

では、膝へ負担がかからない良い姿勢とはどんな姿勢か考えてみましょう。

 

先ほどの話ですと、膝に過剰にストレスがかかっているので痛みや変形が起こるといったものでした。

じゃあ膝にかかる負担を分散してあげればいいわけです。

具体的に言うと、歩くなど動きの際に膝へ負担が集中しないように膝以外の関節で助けてあげたらいいのです。

 

そこで重要となる関節が「股関節」「背骨」です。

 

本来、人間は歩く際に、股関節を中心に動いており、股関節に体重をかけてしっかりと動きがあることで膝だけに負担が集中することのないようにできています。

さらに、背骨が柔らかく動けることで股関節だけに負担がかかることもなく、全身に負担を分散してくれます。

むしろ、股関節と背骨でバランスがとれるので膝に力が入りやすくなります。

 

つまり、股関節と背骨に適度な柔軟性があることで歩く際の負担を分散でき、力も発揮しやすくなります。

痛くないし、力も出るしって良いことばかりなので使わない手はありませんね!

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股関節と背骨を柔らかく使う方法

簡単にできる運動をご紹介しますので、ぜひ試してみてください!

 

股関節の動きを引き出す運動(ワイパー体操)

①.仰向けで両足の間隔を肩幅くらいに開く

②.両方の股関節の付け根(ちょうどシワのできる部分の中央)をおさえる

③.おさえたまま、車のワイパーのように両足を内側へ捻ったり、外側へ捻ったり交互に繰り返す

 

 

 

膝が曲がらないように伸ばしたまますることがポイントです。

股関節の付け根をおさえることで、膝ではなくて股関節に意識が向きやすいです。

10回くらいで大丈夫です。

 

股関節の動きを引き出す運動(おじぎ体操)

①.座った状態で両方の股関節の付け根をおさえる

②.おさえたまま、背中が丸まらないように顔は上げたまま、深くおじぎするようにする

③.深くおぎじしたら体を起こして元の位置に戻る

④.繰り返す

 

 

背中が丸まると股関節自体に動きが出にくいので、できる範囲で顔を上げて行いましょう。

この運動で股関節の曲がる角度が増し、動きの幅が広がります。

これも10回程度で大丈夫です。

 

背骨の柔軟性を引き出す運動

①.座った状態でみぞおちをおさえる

②.おさえたまま、後ろを振り向くように左右へ体を捻る

③.おさえたまま、上下に体を伸び縮みする

④.おさえたまま、左右へ横腹を伸び縮みさせるように体を倒す

⑤.それぞれ繰り返す

 

 

体幹の基本的な捻る、伸び縮みといった動きができると、股関節や膝もそれに伴って動いてくれるので重要な動きです。

各方向10回ずつで大丈夫です。

 

おわりに

いかがでしょうか?

ほんの数分で可能な簡単な運動ばかりですので、膝の痛みで悩まされている方、周りにそのような方がいる方はぜひやってみてください!

毎日続けるほど体は変わってきますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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