ギタリストのための体の教科書【無駄な力みなく演奏するために必要なこと】

 

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松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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いつもお読みいただきありがとうございます!
音楽セラピストの松井です。

良い演奏をするために体を整えるということを考えたことはありますか?

音楽家であってもスポーツ選手と同じように体を整えることで、

もっと良い演奏をすることは可能です。

それは両者ともに体を使っているから。

より安定して、よりスムーズに、より素早く演奏するには、

そのための体の知識が必要なはずです。

「ここをこうやって弾くんだよ。」といった感覚的なものだけでは伝わりきらない部分もあると思います。

理学療法士の視点からみた、ギタリストのための無駄な力みなく演奏するための体の使い方についてまとめてあります。

ギタリストに必要な解剖学

解剖学と聞くと少し難しい話かなと思うかもしれませんが、

そんなに難しくはありません。

実際に体を動かすには、体の構造をまず知っておくことが必要になります。

 

解剖学というのは、骨・筋肉・内臓・神経・血管・脳などが全身にどのように配置されているかをまとめた学問のこと。

 

難しい部分まで覚える必要はありません。

まずは、絶対に使う腕から指までの構造を知っておきましょう。

腕を構成する骨

大きく分けると以下のようになります。

 

・手部(手根骨、中手骨、基節骨、末節骨)

・前腕(橈骨、尺骨)

・上腕骨

・肩甲骨

・鎖骨

・胸骨

 

 

おそらく解剖学的な知識のない方の腕というと、写真の肩関節までの部分ではないでしょうか。

実際には、肩甲骨と鎖骨を介して前面は胸の辺りまで、

後面は背中までが腕の一部となっています。

 

 

この肩関節までしか腕を使えない場合と肩甲骨・鎖骨までを使える場合では

後者の方が無駄な力みがなく腕を使うことができます。

 

関節というのは一か所へ負担が集中しすぎないように

それぞれの部位へ負担を分散するように構成されています。

 

例えば、手部+前腕+上腕=4:3:3の割り合いでそれぞれに負担がかかるとします。

それが肩甲骨と鎖骨まで使えるようになると、

手部+前腕+上腕+肩甲骨+鎖骨=2:2:2:2:2と、それぞれにかかる負担の割り合いを減らすことができるため、

少しの力で関節をコントロールすることができます。

スムーズな指の動きに必要なこと

ここまでで肩甲骨、鎖骨といった体により近い部分も腕に含まれており、

それらも使うことで少しの力で関節をコントロールすることができることが分かりましたね。

 

そして、ギタリストとなると如何にスムーズに安定して指を動かすことができるか。

ここが気になるところかと思います。

 

これも肩甲骨や鎖骨といった部分が関係してきます。

 

どこかを動かすには隣り合う関節に安定性があることが必要になります。

例えば、背中をピーンと伸ばして腕を挙げるのと、ダラーンと力を抜いて背中を丸めた状態で腕を挙げるのはどちらが挙げやすいですか?

おそらく、背中を伸ばした状態の方が挙げやすいはずです。

 

これは、腕を挙げる際に体幹が安定しているかしていないかの違いです。

指を動かす際は肘、肘を動かす際は肩、肩を動かす際は肩甲骨・鎖骨というように、

体の近い部分が使えれば使えるほど、

体の中心から遠い部分が動かしやすくなります。

 

要するに、指をスムーズに動かしたいなら

回りくどいですが、肩甲骨や鎖骨周りをうまく動かせるようにした方が良いということです。

肩周りをうまく使うためのエクササイズ

肩甲骨は鎖骨とつながっているため、

肩甲骨をうまく使えると鎖骨もうまく使えることにつながります

肩甲骨のエクササイズ①

1.四つ這いとなる

2.指は真っ直ぐ前に、肘はピーンと伸ばして、脇をしめた状態を作る

3.2の状態を崩さないように、床を押すように力を入れる

4.力を入れた状態で左右へ体重移動をする

 

<ポイント>

・肩がすくまないように注意

・頭はダラーンと垂らして腰から背中の力を抜く

・太ももと腕は床と垂直に

 

肩甲骨のエクササイズ②

1.仰向けとなる

2.両手を組んで天井に向かって突き出す

3.肘はピーンと伸ばして、肩がすくまないように脇をしめる

4.3の状態のまま、腕を突き出したり引いたりを繰り返す

 

<ポイント>

・肩がすくまないように注意

・引く時に肘が曲がりやすいため注意

 

まとめ

・腕は手部+前腕+上腕+肩甲骨+鎖骨から構成されている

・それぞれを効率よく使うことは、無駄な力みの軽減につながる

・指をスムーズに動かすには肩甲骨や鎖骨など体に近い部分の動きが重要

おわりに

いかがでしたか?

もちろん、練習も大切ですが体の使い方を知っておくことでより効率よく練習を重ねることができます。

音楽家が体のコンディショニングをするというのは、まだあまり広まってはいないかもしれませんが、

自分の体を使って表現するという事実があるため、

日頃から整えておくことの重要性を知ってもらいたいです。

体についてわからないことがあればお気軽にご質問くださいね!

最後までお読みいただたきありがとうございました。

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