2017/09/23

アナトミートレインの構造を捉える!ラテラルライン(LL)

 

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松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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本日はラテラルライン(以下、LL)についてご紹介しようと思います。

LLは身体の外側面を足から頭まで走行しているラインになります。

LLの連結

LLの筋膜の連結は以下のようになっています。

長・短腓骨筋

腸脛靭帯

中殿筋/大殿筋/大腿筋膜張筋

外腹斜筋

外・内肋間筋

頭板状筋/胸鎖乳突筋

上記のように足部の腓骨筋から始まり、胸鎖乳突筋/頭板状筋までの外側面のラインになりますので、主に前額面上の動きに関与してきます。

LLの特徴

特徴としましては、以下のようなものが挙げられます。

①.身体を両側から支えるライン

②.身体側方への動きを制動している

各特徴を詳しく見ていきましょう。

身体を両側から支えるライン

姿勢機能としては、LLの走行をみてわかるように外側面を全体にわたって両側から支えており、左右のバランスをとっています。

体幹と下肢を協調的に固定しており、上肢運動によって身体構造が崩れることを防いでいます。

つまり、LLが機能しているから上肢機能を発揮できるとも言えます。

肩関節機能障害など評価する際にはLLもポイントの一つとなりますね。

身体側方への動きを制動している

運動機能としては、脊柱の側屈、股関節の外転、足関節の外返しなどに関与しており、体幹の側方運動や回旋運動に対して制動する役割を持っています。

姿勢機能を見てもわかるようにLLは運動を生み出すというよりは、主に制動するほうに働くのです。

さらに、外側面を走行してはいますが、内・外腹斜筋と内・外肋間筋によって身体の前面にもわたってX字を形成しています。
そのため、前額面だけでなく、矢状面の動きにも関与していますし、回旋にも大きく関わってきます。
この辺りはスパイラルラインでもお話ししようと思いますが、LLはスパイラルラインとの関係も深いと言えます。

外側面の動きの制動と言えば、変形性膝関節症の方の歩行時のラテラルスラストや大腿骨頸部骨折の方などに見られるトレンデレンブルグ徴候などもLL上の問題があることによって発現している可能性もあります。

膝や股関節のアプローチで中々変化が出ない方などはLL上の他の部位に問題があるかもしれないので評価してみる価値はあると思います。

LLをリリースするストレッチ

実際にLLをリリースするストレッチをご紹介します。

①.仰向けで片側の上肢を挙上して、挙上した上肢の反対側へ体幹・頸部を側屈します。

②.挙上した上肢は頭側の方向へ鉛直に、下肢は尾側へ鉛直に伸ばします。
 (上肢挙上側の下肢から頸部にかけて伸張される形になります)

③.伸張した肢位で深呼吸を数回繰り返して元に戻ります。

④.これを数回繰り返します。

 

ポイントとしては、

・上肢、下肢をそれぞれの方向へしっかり鉛直に伸張する意識をもつ

・頸部もLLに含まれているので頸部の側屈も忘れずに行う

・体はリラックスして緊張がない状態で深呼吸を行う

 

上記のポイントを踏まえて実践してみてください。

おわりに

姿勢アライメントで前額面上に偏りがある、歩行など動作時に外側面へ動揺があるなど前額面での問題がありそうであれば、ぜひLLを評価してみてください。

姿勢保持や動作の制動に関して欠かせないラインであると思いますのでここに問題がある方は多いと思いますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Comment

  1. Rosa より:

    This is a neat suarymm. Thanks for sharing!

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