12月15日「脳卒中患者の姿勢・動作分析〜座位・立位と立ち上がり動作のつながり」
12月15日「脳卒中患者の姿勢・動作分析〜座位・立位と立ち上がり動作のつながり」
転倒しない=良い座位・立位?
姿勢観察から筋緊張を推測できる?
効率的なADL獲得のために必要な座位・立位の要素とは?
脳卒中の方に対して、実際どのように介入するの?
一緒に悩み、考えませんか?
このようなセラピストにおすすめ
✔️局所と全身のつながりがイメージ・解釈できない…
✔️実際のクリニカルリーズニングの流れや方法を知りたい!
✔️職場は若手が多く、実際の評価や実技練習での良し悪しの判断ができず困ってしまう…。
姿勢は、重力下における全ての行為の基盤となります。不適切な姿勢は、不適切な動作パターンを生みます。良い姿勢とは、安定かつ効率的で身体各部位の姿勢・運動制御のパターンが多数存在している状態といえます。逆に悪い姿勢とは、不安定かつ非効率で姿勢・運動制御のパターンが制限されている状態です。
また、姿勢分析というと見た目の左右の対称性を基準に考えがちですが、非対称性の目立つ患者の見た目の姿勢を整えるだけでは姿勢の安定性の向上やADL能力の向上には結びつかないことを多くのセラピストは経験しているのではないでしょうか?
姿勢分析は単に骨の左右対称性を評価していくだけでは不十分です。
評価した骨のアライメントと筋の緊張度合いを合わせて評価を進めていく必要があります。骨のアライメントだけを無理矢理整えても、特定の筋の緊張や張力に依存している姿勢では、患者は決して楽な姿勢を保持しているとはいえないはずです。
そして脳卒中の方への介入においても、
運動麻痺があるから姿勢や動作パターンに異常が出現する
感覚鈍麻があるから姿勢や動作パターンに異常が出現する
筋の低緊張や高緊張があるから姿勢や動作パターンに異常が出現する
と機能面の問題と活動面の問題をつなぎ合わせていくだけで臨床は円滑に進むでしょうか?
機能面の問題は評価ができ、またそこに個別にアプローチしたとしてもなかなかADLに結びつかない…日常的な姿勢や動作の問題の解決につながらない。
僕もたくさん経験しました。
上肢や下肢の緊張が高いからリラクゼーションをかければ良い。
動作がうまくできないから繰り返せば良い。
姿勢や動作パターンでの関節運動が異常であれば、徒手的に修正して「覚えてください!!!」
そのような関わりを行なってもその場の多少の変化はあったとしても、次の日には…それどころかリハ室から帰る時にはもう戻っている…そんなこともたくさん経験しました。
「機能面の問題とADLはどう関連しているんだろう?」
現在、僕は訪問で脳卒中の方に関わる中で、その部分をさらに意識するようになりました。
今回は「脳卒中患者の姿勢・動作分析〜座位・立位と立ち上がり動作のつながり」をテーマに、
その関わりを通じて学んだことそして試行錯誤してきたことを、実際の介入場面や数か月~数年間の変化を動画を通じてお伝えできればと思います。
講義内容
1. 姿勢・動作分析の意義
1-1 姿勢分析を行う目的
1-2 姿勢分析を効率的に行うポイント
1ー3 脳卒中患者における姿勢・動作の問題
2. 座位・立位と立ち上がり動作の関係
2-1 座位・立位と立ち上がり動作の関係
2-2 座位・立位と立ち上がり動作に必要な要素
3. 座位・立位と立ち上がり動作の評価と介入
3-1 座位・立位と立ち上がり動作の評価
3-2 座位・立位と立ち上がり動作への介入
実施要項
- 日時:12/15(日) 10:00~16:00
- 場所:富山県富山市内(参加者へ別途ご連絡致します)
- 参加費:8000円(富山県出身者は7000円)
- 定員:50名
申し込みは以下のリンクから
講師プロフィール
講師:小松 洋介(こまつ ようすけ)
BRIDGE代表講師・BRIDGE PLUS代表・理学療法士
総合病院、回復期リハ病院、訪問看護ステーションにて、急性期〜生活期まで幅広い分野を経験する。
臨床1年目に病院や施設ごとでのリハビリの考え方や特定の治療手技や理論に偏りがあることに疑問を持ち、様々な理論・技術を広く知り、それぞれの良い所を活用できるような場を作りたいとの思いでセミナー団体「BRIDGE」を立ち上げる。
セラピスト教育として、「口だけでなく行動で示す」「患者さんの変化を実際に提示できること」「患者さんの実感を大切にすること」をモットーに、講義だけでなく、デモや症例提示、参加者同士の実技をし、基本的な解剖/運動学・筋膜・ボディイメージ・患者心理・応用行動分析・ボディワークの知識を実際の臨床に活かすことを大事にしている。
松井も実際に小松さんにお会いして、講義をお聞きしたことがありますが、場の雰囲気を作るのが上手いです。
堅くなく、フランクにお話してくれるので、講義に飽きずに興味を持って聞くことができます。
座学だけでなく、実技も多く講義中に取り入れてくれ、具体的に、かつ分かりやすく解説してくれるので、すぐにでも臨床で使えます。
実技を教えてもらってもいまいち分からなくて結局臨床で使わなかったり、分からなくてもその場で聞きにくい雰囲気の講義もありますが、小松さんの講義は全くそういうことがありません。
僕自身、自信を持ってお勧めします!
実施要項
- 日時:12/15(日) 10:00~16:00
- 場所:富山県富山市内(参加者へ別途ご連絡致します)
- 参加費:8000円(富山県出身者は7000円)
- 定員:50名


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