2017/04/28

頭痛を解消!理学療法士が教える運動のススメ

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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本日は頭痛を解消する運動をお伝えします。

肩こりと並んで頭痛で悩んでいる方は非常に多いです。肩こりと一緒に頭痛ももっている方が多いような印象も受けます。

僕自身もひどい片頭痛に悩まされていたのですが、この運動を習慣的に続けることで今ではほとんど解消されています。

ぜひ、この記事を一読して試してみる価値はあると思います。

どうして頭痛が起きるのか?

頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などの種類があり、それぞれ対処法も異なりますが、共通するものとして頭蓋骨をゆるめることで多くのものは解消することができます。

頭蓋骨は一つの塊ではなく、いくつかの骨が合わさってできており、自分の意思とは関係なく、ほとんど感じることができないくらい微妙にゆるんだり、しまったりしています。

強くストレスを感じている、習慣的にストレスを感じるような環境であると頭蓋骨の小さな動きは制限されてしまうこともあります。

頭部の横、耳の上の方に薄く広くついている「側頭筋」という筋肉がありますが、この筋肉が硬く緊張すると広く頭蓋骨を覆っていますので、頭蓋骨の動きを制限する原因となります。

噛むときに使われる「咬筋」という筋肉も側頭筋とつながっていて頭蓋骨の動きを制限する原因となります。無意識に噛みしめる癖がある方などは顎の横の方をマッサージすると効果的です。

このように、頭蓋骨を覆っている薄い筋肉が硬く緊張することで頭蓋骨の微妙な動きを制限することで頭痛を引き起こしているケースが多いのです。

頭痛と肩こりの関係

頭部は首を介して肩とつながっていますので肩こりと頭痛は関連があります。

肩こりを有している方は、猫背で頭部が前方に出た状態の方が多いですが、頭部が前方に出ると首の前にあり、耳の下から鎖骨についている「胸鎖乳突筋」が硬く緊張しやすいです。

胸鎖乳突筋が硬くなると、その上に位置している側頭筋も引っ張られて緊張しますので、上述したように頭蓋骨の動きが制限されて頭痛を引き起こすことがあります。

肩こりの原因となりやすい「僧帽筋」は首についており、硬く緊張すると他の首の筋肉を引っ張り緊張させ、さらにそれが頭部の側頭筋などを引っ張り緊張させてしまうのです。

もちろん、反対に頭部の筋肉の緊張が首、肩の筋肉を引っ張り緊張させることもありますので頭痛から肩こりになることも十分考えられるのです。

頭痛を解消する運動

実際に頭痛を解消する運動をご紹介します。

先ほど解説した通り、頭痛の多くの原因となりやすい側頭筋をゆるめていきます。

①.左右の耳の真ん中を指で挟むようにしてつまんで横方向に引っ張ります。

②.引っ張ったまま、口を大きく開けたり歯をカチッとならすように噛み締めたりします。

③.数回繰り返したら終了です。

ポイントとしては、

・引っ張って痛みを感じる手前まで引っ張る

・噛みしめるときは強く噛まないで、軽くカチッと音がする程度でよい

頭痛があって側頭筋が硬い方は、耳の周囲が非常に硬くなっていますので、引っ張ると痛みを感じることもあるので優しく行いましょう。

引っ張りながら口の運動を行うことで側頭筋が適度にストレッチされます。

もう一つ運動をご紹介します。

①.先ほどの運動と同様に、耳の真ん中を指軽く挟むようにして横方向に引っ張ります。

②.引っ張ったまま耳を前に数回、後ろに数回大きく回します。

ポイントとしては、

・引っ張って痛みを感じる手前まで引っ張る

・回す時も痛くなく気持ち良い程度に軽く回す

以上二つを実践すると耳周りが気持ち良くゆるみますので頭蓋骨の動きも良くなります。

おわりに

片頭痛で悩んでいた僕もこの二つの運動を習慣的に継続することで解消できましたのでかなりオススメの運動です。

ぜひ、試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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