2016/12/13

頭痛と肩こりを同時に解消する体操

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
松井 洸
ロック好きな理学療法士。北陸でリハビリ業界を盛り上げようと奮闘中。セラピスト、一般の方へ向けてカラダの知識を発信中。
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みなさんの周りにも一人くらいは肩こりで悩まされている方がいませんか?

ポピュラーな悩みの一つでもある肩こりですが、頭痛も一緒に発症することがあります。

私自身も頭痛で悩まされていた時期がありましたが、本当に辛く、ひどい時は仕事にならないほどです…。

そんな肩こりと頭痛を同時に解消するための体操をご紹介しますのでぜひやってみてください!

どうして肩こりになるのか?

以下の記事に解説してありますのでご参照ください。

吐き気を伴う肩こりを解消する3つの体操

 

肩こりから頭痛になる理由

頭は首を介して肩と繋がっていますので、肩こりと頭痛は関連があります。

前回の記事で肩こりには姿勢の問題が大きく関係しているとお伝えしました。

 

肩は体重の10分の1もの重量のある頭を支えていますが、猫背になると頭が前に出てしまい、頭を支えるために肩周りの筋肉が普段よりも力を発揮して頭を支えないといけなくなります。

さらに、猫背となると背中が丸くなりますので、肩周りの筋肉が引き伸ばされてしまい、それ以上引き伸ばされまいと硬く緊張した状態を保とうとして筋肉が慢性的に硬くこった状態になりやすく、肩こりとして症状に出るのです。

 

肝心の頭痛との関係ですが、首を介して肩と頭が繋がっているとお伝えしましたが、肩周りの筋肉は首を介して頭と繋がっている筋肉もあるのです。

筋肉は硬く緊張すると、筋肉を覆っている「筋膜」という薄い膜を通して隣り合った筋肉に緊張を伝えてしまいます。

つまり、肩こりによって硬くなった肩周りの筋肉が頭の筋肉を筋膜を通して引っ張り、結果的に頭を覆っている筋肉も硬く緊張してしまうことが頭痛の原因となることがあるのです。

 

頭は頭蓋骨で覆われていますが、いくつかの骨が組み合わさって頭蓋骨はできています。

普段意識することはできないのですが、頭蓋骨は微妙にゆるんだり、しまったりしています。

肩から伝わった緊張によって頭蓋骨がしまったままゆるめなくなるとことで頭痛が起こる場合が多いのです。

 

肩こりと頭痛を解消する運動

このような肩こりと同時に起きている頭痛に関しては、肩こりをまず解消しないと頭痛が治ったとしても、肩こりの緊張がまた頭の筋肉に伝わってしまうので、しばらくしたらまた頭痛が起こってしまうと思います。

ですので、肩こりと頭痛の両方を一緒に解消していくことがポイントになります。

 

肩周りの筋肉をほぐす体操

①.首のつけね(肩と首の間くらい)軽くつまむ

②.つまんでいる側の肩をすくめるようにぎゅーっと力を入れる

③.つまんでいる肩を離すと同時に肩の力をふっと抜く

 

筋肉は縮んだ後はゆるみやすいという性質があるのでこれを利用してほぐします。

10回程度で大丈夫です。

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腹筋をゆるめる・背骨を動かす体操

猫背となると、腹筋は縮んで硬くなってしまい、背骨は硬く動きが悪くなってしまいがちなのでこれを解消します。

 

①.座った状態でみぞおちをおさえる

②.おさえたまま、体を左右へねじる

③.おさえたまま、腰を曲げ伸ばしする

④.おさえたまま、脇腹を伸ばすように左右へ体を倒す

 

みぞおちの奥にはインナーマッスルがいくつかありますので、ここを刺激しながら体を動かすことで活性化され、背骨が動きやすくなるので背中が伸びやすくなります。

これも各10回程度で大丈夫です。

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頭蓋骨を覆う筋肉をゆるめる体操①

多くの頭痛の原因となりやすい頭の筋肉をゆるめる体操です。

 

①.左右の耳の真ん中部分を指で挟み横方向へ引っ張る

②.引っ張ったまま、大きく口を開け閉めする

 

痛くなる手前まで引っ張って行います。

痛いくらいまで引っ張る必要はありません。

引っ張りながら口の動かすことで頭周りの筋肉が適度に伸ばされます。

 

頭蓋骨を覆う筋肉をゆるめる体操②

①.左右の耳の真ん中部分を指で挟み横方向へ引っ張る

②.引っ張ったまま、耳を前後に軽く回す

 

先ほどより直接的に多くの筋肉に動きが入りますので効果的です。

 

おわりに

いかかでしたでしょうか?

私自身も頭痛で悩まされていたため、頭痛で悩んでいる方の気持ちはすごくわかります。

ですので、是非とも悩んでいる方にはやっていただきたい体操です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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